欲望を消す方法を考える｜欲望が喜びであり、欲望が苦しみ

2020年12月8日

欲望について考えます。

欲望が悲しみや苦しみを創っている。

しかし、欲望が生きる原動力であります。

今日は『欲望を消す方法を考える｜欲望が喜びであり、欲望が苦しみ』と題して、欲望について深く考えます。

 

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2021年版『ともいき格言カレンダー』が出来ました。

欲望を消す方法を考える

欲望を消すためには、欲望について深く知らないといけません。

ことわっておきますが、ダイエットのために食欲を抑えるとか、そういう話ではなく、もう少し哲学的なお話です。

欲望というものの本質について考えていきます。

冒頭文でも書きましたが、欲望は苦しみの源でもあると同時に生きる原動力でもあります。

苦しんでいるときも喜んでいるときも生きていますよね？

つまり欲望とは生命、私たちそのものでもあるのです。

仏教では『煩悩具足の凡夫（ぼんのうぐそくのぼんぷ）』という言葉がありますね。

凡夫とは人間ということです。

具足とはそれそのもので出来ている塊という意味だそうです。

煩悩とは私たち人間を煩わせ悩ませるもの。欲望のことですね。

『人間は欲望の塊である』という意味です。

欲望が人間なのです。

珈琲から珈琲を抜くとただの水になってしまいます。

抜け殻みたいなものですね。

欲望が無くなるというのは生きたまま抜け殻のように生きることなのです。

唯一欲望を消す方法があるとすれば、それは欲望があることを受け入れることです。

欲望を消したいも欲望

世の中には”欲望を消しなさい”という教えがあることは知っています。

しかし、欲望を消したいと思うことも欲望ではないですか？違いますか？（笑）

私たちが生きていること自体欲望ですよね。

毎日が欲望だらけです。

家から学校や職場に行きたいとしたら欲望が必要です。

歯を磨きたいとしたらやはり欲望が必要です。

”死にたい”でさえ欲望なのです。

すべての行動の源には欲望があります。

人間は欲望の塊なのです。

生きるには欲望が必要です。

欲望を消したいも欲望。

欲望は消せないと受け入れることが欲望を消す方法です。

『今のままでいい』ということです。

くろちゃんのメルマガの冒頭文に書いていますよね。

”何者にもならない”です。

欲望を意識化する

人間にとって必要な欲望ですが、欲望にはキリがありません。

欲望が叶ったら、次の欲望、その欲望が叶ったら次というふうに終わりがありません。

中には満たされない欲望もありますよね。

それが苦しみになるのです。

でも叶っても叶わなくても欲望はあり続けるのです。

他人と比べて自分の欲望が叶わないことで惨めな気持ちになることがあると思います。

とても苦しいですね。

しかし、もしそれが叶ったとしてもそれでも欲望はあり続けます。

欲望とはそういうものです。

これまでは無意識でしたから欲望が苦しみになりました。

これからは欲望を意識化してください。

要望はあっていいんだと。