ワンネス体験|純度100%の暗闇にしかない感覚|ダイアログイン・ザ・ダーク
もう随分前になります。5年以上前だと思います。
東京神宮外苑にあるダイアログ・イン・ザ・ダークという純度100%の暗闇の中で色々なワークをする体験型施設に行きました。
友人に教えてもらって知ったのですが、当時から結構話題の施設だったと思います。
すでに大阪にもありました。
当時から企業研修などにも使われるほど、その体験の効果が認められています。
暗闇の中を8人くらいのチームで協力しあってワークするのがチームビルディングに有効だと実証されているようです。
今日は、ふとその時の体験とワンネスという感覚が自分の中で繋がったので、それについてブログを書いていきます。
『ワンネス体験|純度100%の暗闇にしかない感覚|ダイアログイン・ザ・ダーク』と題して、5年ほどたった今気づいたことを書いていきます。
世界一、幸せなみなさんへ
今日も読んでいただき
感謝しています。
そして、
幸せでいてくれて
ありがとうございます。
くろちゃんも、
いつも幸せを感じています。
くろちゃんは、
世界一幸運です。
毎日、
奇跡を感じている
くろちゃんです。
ダイアログイン・ザ・ダークとは?
この場は完全に光を閉ざした“純度100%の暗闇”。
普段から目を使わない視覚障害者が特別なトレーニングを積み重ね、
ダイアログのアテンドとなりご参加者を漆黒の暗闇の中にご案内します。
視覚以外の感覚を広げ、新しい感性を使いチームとなった方々と
様々なシーンを訪れ対話をお楽しみください。1988年、ドイツの哲学博士アンドレアス・ハイネッケの発案によって生まれた
ダイアログ・イン・ザ・ダークは、これまで世界41カ国以上で開催され、
800万人を超える人々が体験。
日本では、1999年11月の初開催以降、これまで22万人以上が体験しています。
暗闇での体験を通して、人と人とのかかわりや対話の大切さ、
五感の豊かさを感じる「ソーシャルエンターテイメント」です。
【DID】ダイアログ・イン・ザ・ダーク アカデミックプログラム紹介動画
ダイアログイン・ザ・ダーク体験の感想①
何人くらいで行ったかな?
とにかくその時集まった仲間だけでパーティー(チーム)を組んだので5〜6人は最低いたと思います。
少ない人数でも参加は可能ですが、その場合知らない人とパーティーを組むことになります。
最初に少し説明を受けてから、最初は薄ぼんやり明るい部屋に通されます。
そこからかなり暗い、はっきり行って真っ暗ですが、それでも純度でいうと80%くらい(何%かはっきり憶えていません)と言われる部屋に入ります。
要するに段階を踏んで最終的には純度100%の暗闇になって、そこからワークスタートです。
段階を踏むのではっきりとわかるのですが、純度100%の暗闇というのは、日常ではまず体験出来ないくらいの暗さです。
日常でも街灯がなくて真っ暗ということはありますが、星明かりや月明かりがあって少しは明るいんだと思いました。
純度100%というのは本当に真っ暗です。
真っ暗でも時間が経つと少し目が慣れてなんとなく見えてくるということがありますが、純度100%の暗闇では一切それがありません。
いくら時間が経ってもいつまでも真っ暗闇です。
慣れるまではあまりの暗さに息がしにくい感覚になりました。
今思うとあれは緊張感ですね。
たとえば手や足を縛られたような緊張感です。
視覚という感覚がなくなったことが、まるで手や足がひとつ不自由になったような緊張感を生むのです。
これももちろん未経験の感覚です。
ダイアログイン・ザ・ダーク体験の感想②
中では視覚障害者の方が先頭でアテンドしてくれます。
実際は先頭にいるかどうかもわかりません。
アテンドという言葉が先頭にいてくれているような思い込みを創ってるんですね。
これも今書きながら気づきました。
中では、ただ歩くだけでもワークになります。
何しろ全く前が全く見えないわけですから、全員が手をつなぎ、声をかけあいながら、今自分が何をしているのか。
しゃがんでいるのか、立っているのか、何かに触っているのか。
情報を出来るだけ言葉にします。
それも見えないわけですから、出来るだけ具体的に。
『これで伝わるだろう』は、ほとんど伝わりません。
そんな中、様々なワークをします。
ネタバレになるので中でのワークの内容は書きませんが、真っ先に感じたことは音の方角をこれほど意識したことはないというくらい音がどちらから飛んでくるのかを意識しました。
そして音量や方角で距離を感じ、視覚では得られない情報を読み取ろうとしました。
もちろん手や足の裏で触れた情報も大切な情報です。
視覚を奪われると、これくらい他の感覚が研ぎ澄まされるのだと知りました。
普段は全く感じていない空気の感覚まで感じていたように思います。
すべてのワークが終わって、最初段階的に暗くしていったように段階的に明るくして目を慣らしていきます。
最初の薄ぼんやり明るい部屋で、ライトを囲んでアテンドの視覚障害者の人に感想をひとりづつ話します。
ほんの少し見えただけで、さっきまでのコミュニケーションとは変わってしまいます。
自分も見えてるから、相手も見えてるという思い込みがはじまるんです。
アテンドの方がこう言いました。
『もうみなさんとは見えてるものが違うんです。』
そのとき心に衝撃が走りました。
ワンネス体験|純度100%の暗闇にしかない感覚
少しでも照度があるうちは自分が見ているという感覚を持っています。
見えてるときは、とても当たり前に思っていて、”自分が”見ているなんて改めて思うことなんてありません。
しかし、照度が0%、純度100%の暗闇になると、”自分”というものが怪しくなってきます。
自分が全く見えないからです。
自分と世界の境界が怪しくなるのです。
イコール自分がいるかどうかが怪しくなるのです。
先ほども書きましたが普段私たちが知っている暗闇では時間の経過とともに目が慣れてきて、なんとなく自分と自分以外の区別がついてきます。
純度100%の暗闇ではそれが一切ありません。
いつまで経っても目の前は何も見えません。
暗闇一色です。
音と、手や足が触れた感触以外は何もない。
伝わるかどうかわかりませんが、感覚しかないので、感覚が自分なんです。
普段は”自分が”感じているという感覚がありますが、床を踏んでいる感覚が自分みたいな・・・。
そんな気持ちになってきます。
わかりますか?
感覚しかそこには存在していないのです。
自分と他人の区別も、自分と床の区別も曖昧だし、自分が感覚なのか?感覚が自分なのかわからなくなってきます。
『今日は、ふとその時の体験とワンネスという感覚が自分の中で繋がった』と冒頭で書いたのはこのことなんです。
自分と自分以外の境界がなくなってひとつしかない感覚に限りなく近づいたことを思い出したのです。
もちろん、まだまだ他人の声を認識していたし、自分が床を踏んでいるという感覚も残っていますから、完全なワンネス体験ではありませんが、かなり近づいた瞬間だったと思います。
ワンネス体験|純度100%の暗闇にしかない感覚|ダイアログイン・ザ・ダークのまとめ
今日は『ワンネス体験|純度100%の暗闇にしかない感覚|ダイアログイン・ザ・ダーク』と題して、ダイアログイン・ザ・ダーク体験から5年ほどたった今気づいたことを書きました。
ダイアログイン・ザ・ダーク体験の感想①
視覚という感覚がなくなったことが、まるで手や足がひとつ不自由になったような緊張感を生む。
ダイアログイン・ザ・ダーク体験の感想②
ほんの少し見えただけで、さっきまでのコミュニケーションとは変わってしまいます。
自分も見えてるから、相手も見えてるという思い込みがはじまるんです。
仕事純度100%の暗闇にしかない感覚
感覚しかそこには存在していない。
日常の中で純度100%の暗闇は恐らく存在しません。
いくら言葉で説明しても体験以上の理解はないと思います。
東京、大阪、特設で地方でも体験出来るようです。
詳しくは公式ホームページで御覧ください。
今日も読んでいただきありがとうございます。
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