利他心と利己心の関係｜利他には利己が内包される

2023年4月7日

 自分のことだけを考える『利己』。自分より他人のことを優先する『利他』。

相反するものでしょうか？実は同時に存在していると考えています。

今日は『利他心と利己心の関係｜利他には利己が内包される』と題して、利他心と利己心の関係について考えます。

 

世界一、幸せなみなさんへ

今日も読んでいただき
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利他心と利己心の関係｜利他には利己が内包される

利他心と利己心の関係｜利他には利己が内包される

利他心って突き詰めたら利己心じゃないですか？ 例えば自分の命を投げ打って誰かの命を助ける人がいたとして、それは自分が死ぬ苦痛よりも自分が助けないことでその人が死ぬことによる精神的な苦痛のほうが大きいと判断しての行為だと思うんです。 純粋な利他心って存在するんですか？

yahoo知恵袋（https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11278125416）

 

みなさん、ごきげんよう。

今日もよろしくお願いします。

 

他人の喜びが自分の喜びであって、それが完全に一致した状態。利他と利己が自分にとって同じ価値なら、それは利他であると言えるのではないでしょうか。

質問者さまがおっしゃるように、利他とは利己を内包したものに違いありません。

自分の喜びがなければ人は動きません。ですから、他人が喜ぶ姿が自分の喜びでなければ、人は動かないのです。

つまり、利他と利己は同時に存在しているのです。

人は褒められると嬉しいもの。それは自分を褒めている相手の様子が我が事のように喜んでくれているからではないでしょうか？

しかめっ面で、褒めてくれる人はいないでしょう。

利他の心の奥底に利己の心もあるのです。それでいいのです。

むしろ、そうなのだと自覚を持って、自分の喜びのために相手が喜ぶことをすればいいのです。

大一大万大吉

ラグビーの合言葉に“One for all ,all for one.”（一人はみんなのために、みんなは一人のために）があります。

日本にもまったく同じ意味の言葉があります。

関ヶ原の戦いで徳川家康に敗北した武将、石田三成の有名な旗印『大一大万大吉（だいいちだいまんだいきち）です。『一人が万民のために、万民は一人のために尽くせば、天下の人々は幸福（吉）になれる』という意味です。

これらの言葉は利他の心を言い表した言葉です。

一人ひとりは自分をおいて万民のために尽くします。ですが、それは万民が幸福になるためです。

そして、その万民の中には自分も入っているのです。

利他の心が利己を包括しているのです。

そうでなければ、実は本物ではないのかもしれません。

『自分を犠牲にして他人に尽くす』。聞こえはいいですが、本当に全力で他人のためだけに尽くせるものでしょうか？

尽くせるのなら、それほど素晴らしいことはありませんが、『義に厚い』と言われる石田三成も、自分を可愛がり育ててくれた豊臣秀吉への恩返しとして徳川家康と戦ったのです。

決して一方的に自分を犠牲にしたわけではないのです。

『利他』と『利己』は同時に存在している

自分の幸せについて、もう一歩踏み込んで考えた時に、自分だけが幸せというのも幸せには違いありませんが、それは100％の幸せではないと思うのです。

自分が見ている『あなた』が自分の目の前で不幸せな姿だったとしたら自分の心はどうでしょうか？

自分の幸せも目減りしてしまうと思います。

自分も幸せ、自分を取り囲む人やモノや出来事も幸せであったり良い感じな時に、自分の心は100％これ以上ない安心感と幸福感に包まれるのではないでしょうか？

ですから、『利他』と『利己』は同時に存在しているのです。利己を利他が包み込んでいて、自分の幸せよりも他人の幸せを優先しているようで、それは自分の幸せのためなのです。

照れたり、恥ずかしがったりせずに、自分の幸せのために堂々と世のため人のために尽くしていいのです。

 

では、ごきげんよう。さようなら。

 

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利他心と利己心の関係｜利他には利己が内包されるのまとめ

今日は『利他心と利己心の関係｜利他には利己が内包される』と題して、利他心と利己心の関係について考えました。

今日も読んでいただきありがとうございます。

 

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