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【一燈園】西田天香さんの名言|徹底した慈悲とは|32の言葉

2020年9月4日

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京都山科に西田天香さんが創立した一燈園があります。

掃除を通して生き方を磨く修行団体です。

一燈園は、1904(明治37)年、西田天香(以下、天香さん)によって創始されたもので、
自然にかなった生活をすれば、人は何物をも所有しないでも、また働きを金に換えないでも、
許されて生かされるという信条のもとに、つねに懺悔の心をもって、
無所有奉仕の生活を行っているところです。

引用:https://www.ittoen.or.jp/about/

西田天香さんの素晴らしい名言をくろちゃん的に解説しました。



世界一、幸せなみなさんへ

今日も読んでいただき
感謝しています。

そして、
幸せでいてくれて
ありがとうございます。

くろちゃんも、
いつも幸せを感じています。

くろちゃんは、
世界一幸運です。

毎日、
奇跡を感じている
くろちゃんです。

西田天香さん プロフィール

天香さんは、1872(明治5)年、滋賀県長浜の商家に生まれました。二十歳にして長浜地方の小作百姓農家を率いて北海道に渡り、500ヘクタールの土地の開拓事業に従事。その将来は事業家としても大いに嘱望されましたが、開拓事業をすすめる中で起こった資本主(出資者)と現地耕作者との間に生じた利害の対立、争いに直面して、天香さんは大いに苦悩し、開拓事業そのものを他人に委ね、人間としての争いのない生き方を求めて求道の日々を重ねたのでした。 
そして、とうとう「争いの因となるものは食べまい」と決意し、三日三晩の断食籠坐の果て、赤ん坊の泣き声を耳にして大霊覚、そこに争わずとも恵まれる食があること、生命の原点を見出し、世にいわゆる「一燈園生活」を創めたのでした。
 それは、無一物・路頭を原点としての懺悔・下坐の奉仕、許されて生きる「托鉢」の生活でした。その事実に立って1921(大正10)年、『懺悔の生活』が出版されるや、天香さんと一燈園の名は一挙に世に知れるにいたり、多くの人が道を求めて天香さんのもとに集まるようになります。倉田百三、尾崎放哉といった当時を代表する文化人も一燈園生活を送ったことで知られています。
 1929(昭和4)年には、京都の山科に財団法人として認可された財団法人懺悔奉仕光泉林(現、一般財団法人懺悔奉仕光泉林)を創設しました。戦後は1947(昭和22)年の参議院選で当選。一燈園生活者にさまざまな導きを残し、昭和43(1968)年2月29日、96歳をもって帰光(逝去)しました。

引用:https://www.ittoen.or.jp/about/

天香さんの名言 32の言葉

注)一燈園さんの許可を得て掲載しています。ページを再読込していただくとランダムにお言葉が表れます。
全部で32の言葉があります。

天香さんの名言① 徹底した慈悲

無いという悩みに物を与えるのが慈悲だろうか。無くてもよい境地を与えることができたら、更に徹底した慈悲だと思う。

引用:https://www.ittoen.or.jp/

 

本当に貴い行為とは何か?が伝わってくる心に染み入る言葉です。

自分が持っているという前提ではありますが、物を与えることは簡単です。
感謝もされるでしょう。

しかし、その人が救われるのはそのときだけです。
必ず同じ苦しみをその人は繰り返します。

そのときは冷たいとか、気持ちをわかってくれないとか、ときにはののしりを受けるかもしれませんが、
それをグッと辛抱して、本当の慈悲を与えることが出来たならその人は一生救われます。

それが本当の優しさなのです。

天香さんの名言② 全体的に生きる

己を捨てるということは、結局己が全体的に生きることである。

引用:https://www.ittoen.or.jp/

自分よりでもダメ。自分が犠牲になってもダメです。

自分は世界の一部です。
世の中を良くすると言いますが、世の中に余が入っていないといけません。

『世の中は余の中』なのです。

どちらにもよらない全体のための一手があるはずです。
これしかない!という一手です。

それはもしかすると関わる全員が満足がいったり幸せになることではないかもしれません。
それでも時間にも空間にもとらわれずにすべてを見通したときに
この一手しかないという手があるはずです。

それは自分にもよらない相手にもよらない、誰も一手に犠牲を引き受けるわけでもない。
そんなバランスの取れた一手です。

その一手を探しているときに己が消えます。
己が全体として生きている状態です。

天香さんは、言葉では己を捨てると表現していますが、
己を捨てることが己を生かすことだとそう聞こえてきます。

天香さんの名言③ 不二という言葉が表す静寂の心境

知恵と個性と分析と統計とで組み立てた文明では、「不二ふじ」という言葉によってあらわす静寂の心境はわからない。

引用:https://www.ittoen.or.jp/

不二とはふたつないという意味です。
対立していてふたつに分かれて見える事も、
絶対的な立場から見ると対立がなく一つのものであるということ。
つまりすべてはひとつということです。

ふたつに分かれているということは対立しているということです。
意見、やり方をたとえにしますと。

同じ会社でやり方が違って意見が対立することがあります。
そうすると争いになります。
本当の目的を達成するよりもその対立に勝つことを考えてしまいます。

しかし、なぜ意見が分かれているのでしょう?

それは会社の売上をあげたいとか、働きやすい職場にしたいとか。
そもそもは全体をよくしたいというそれぞれの思いから起こっているはずです。

対立は静寂を生みません。怒りや不満で心がざわつきます。

しかし、絶対的な立場、それは会社に関わるすべての人のためという本来の目的です。
それは意見が分かれることもなく対立もしていません。
だから心がざわつきません。静寂なのです。

不二とは、この世で起こっているすべての事柄がふたつに対立しているようにみえても
本来の目的はひとつなんだということを表した言葉だと考えます。

天香さんの言葉は現代の勝ち負け優先の社会構造に警鐘を鳴らしています。

人類は幸せという共通の目的の元では絶対的でひとつなのです。

その心境は静寂なのです。

天香さんの名言④ この身体をお役に立てる

一燈園は、どうしたら自分は善くなるかということをお伝えするところではありません。この身体をお役に立てるにはどうしたらよいかを調べるところです。

引用:https://www.ittoen.or.jp/

 

たくさんある天香さんの言葉の中でも一番お手本にしたいと思った言葉です。

くろちゃんは『ともいき』という生き方を提唱しています。

ともいきには、『ともいき』とはこれだという教えのようなものがあるわけではありません。

『ともいき』とは自分の中にある善悪を認め、
自分に正直に素直に生きることで不二の立場に立って生きることです。

善でも悪でも、幸せという目的を達成するための心だということです。

自分も他人もです。

自分の中にある善悪は人それぞれ違います。
ですから、これが正解という生き方があるわけではないのです。

自分の中にある善とも悪とも共に生きること。
それが『ともいき』です。

それを調べながら生きていくことが『ともいきの実践』です。

天香さんの言葉を拝借して
『ともいきは、どうしたら自分は善くなるかということを学ぶところではありません。
自分の中の善も悪もどちらも等しく愛するためにはどうするかを調べるところです。』

『西田天香さんの名言|徹底した慈悲とは|32の言葉』のまとめ

今日は『西田天香さんの名言|徹底した慈悲とは|32の言葉』と題して
一燈園創始者、西田天香さんの言葉をくろちゃん的に分析、解説しました。

『ともいき』の考え方、生き方は、一燈園、西田天香さんの考え方がベースになっています。
人間の本質を鋭く見抜く力とその心をすくい取る温かさを併せ持ったお言葉ばかりです。

そしてどのお言葉も一燈園の教えというよりも万教帰一を基本にしています。
万教帰一(ばんきょうきいつ)とは、すべての教えは一つに帰するという概念

まだまだ素晴らしい言葉があるのですがそれはまたの機会に紹介していきます。

今日も読んでいただきありがとうございます。

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