苦しみから解放されたい｜因縁果の法則｜すべては因と縁から出来ている

2020年10月5日

人間生きている以上、苦しみといものはセットであると思います。

もちろん素晴らしいこと、楽しいこと、喜ばしいこともあります。

しかし、そればかりではありません。

良いことも、悪いこともあるのが人生ですし、すべての物事にはプラスの面とマイナスの面があります。

そんな人生で苦しみから解放される方法、考え方を書いていきます。

今日は『苦しみから解放されたい｜因縁果の法則｜すべては因と縁から出来ている』と題して、苦しみから解放される考え方を提案します。

世界一、幸せなみなさんへ

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毎日、
奇跡を感じている
くろちゃんです。

1. 苦しみから解放されたい
2. 因縁果の法則
3. 『今』とは様々な因縁の結果
4. 苦しみから解放されたい｜因縁果の法則｜すべては因と縁から出来ているのまとめ

苦しみから解放されたい

人間として生きている以上、苦しみはセットです。

そんな身も蓋もないと思うでしょうが、言い換えると喜びとセットでもあります。

苦しみも喜びもあるのが人生です。

さらに本質的な言い方をすると、どんな物事も苦しみか喜びに分類するのが人間なんです。

『どっちでもないこともある』と思うかもしれませんが、苦しみと喜びが完全に50対50ということはありません。

49対51でどちらかに分類するのです。

だったら、すべてのことを喜びにできれば幸せなのですが、そうすると今度は喜び同士を比べて、小さい方を苦しみにしてしまうのです。

それが人間のエゴです。

どうしようもないですね。（笑）

苦しみから解放されるというのは、苦しみをなくすことではなく、その人生の道理、仕組みを受け入れることだと思うのです。

ですから苦しみからの解放とは、苦しみを軽くする考え方を身につけることなのです。

因縁果の法則

因縁果の法則とは、仏教の言葉です。

因とは種のこと、縁は大地、果は実ですね。

どちらが欠けても実はなりません。

なので、すべては因と縁で起こっていると考えるわけです。

嫌いな人がいて苦しいとき。パワハラ上司がいて会社に行きたくない。

『あいつのせいで・・。』と思うことがあるでしょう。

因縁果の法則で考えると、因が自分で、縁があいつ、苦しみが果です。

しかし、どちらが欠けても苦しみという結果はありませんから、『あいつのせいで・・。』というのは間違いです。

それを『あいつのせいで・・。』と思うことが苦しみ、怒りの原因です。

”自分”という因が”あいつ”という縁と結びつくことによって、苦しみという果が起こっているのです。

そう考えて、何をどうすれば今よりも良い果になるかを一歩引いた視点で考えてみると、少し苦しみから離れることが出来ます。

『今』とは様々な因縁の結果

因縁果の法則で『今』という概念を説明することも出来ます。

『今』とは因縁果の果です。

『今』とは様々な因縁の結果のことなのです。

何かがひとつ違っても今とは違う今になっています。

盲亀浮木のたとえにもあるように、今とは奇跡的な瞬間です。

お釈迦様の教えに『盲亀浮木のたとえ』という教えがあります。

「果てしなく広がる海の底に、目の見えない亀がいる。その盲亀が、百年に一度、海面に顔を出すのだ。
広い海には一本の丸太ん棒が浮いている。
丸太ん棒の真ん中には小さな穴がある。
その丸太ん棒は風のまにまに、
西へ東へ、南へ北へと漂っているのだ。
阿難（あなん）よ。　※阿難は釈迦十大弟子の一人
百年に一度、浮かび上がるこの亀が、
浮かび上がった拍子に、
丸太ん棒の穴に
ひょいと頭を入れることがあると思うか」
聞かれた阿難は驚いて、
「お釈迦さま、そんなことはとても考えられません」
と答えると、
「絶対にないと言い切れるか」。
お釈迦さまが念を押される。
「何億年かける何億年、
何兆年かける何兆年の間には、
ひょっと頭を入れることがあるかもしれませんが、
無いと言ってもよいくらい難しいことです」
と阿難が答えると、
「ところが阿難よ、
私たちが人間に生まれることは、
この亀が、
丸太ん棒の穴に首を入れることが有るよりも、
難しいことなんだ。有り難いことなんだよ」
と教えられています。
引用：https://1kara.tulip-k.jp/buddhism/2019057357.html

何かひとつ条件が違っても目の見えない亀が丸太ん棒の穴に首を入れることはありません。

今とはそれくらい奇跡的なことです。

今とは存在するだけで感謝に値する存在です。

物事にはプラス面とマイナス面が必ずあります。

プラス面を見出すことが出来たら、すべての今に感謝することが出来ます。

苦しみを軽くする一番は、今に感謝出来る心を持つことです。