『君』と『僕』の由来について|相手を敬う気持ちを込めて

今日は、『君』と『僕』の由来について感じたことを書きます。
幕末のドラマや映画を観ていると維新の志士たちが、それも長州藩の人たちが『君』『君』と呼び合っていますが、それもそのはず、なんとはじめたのは志士たちの先生である吉田松陰だったのです。
今日は『『君』と『僕』の由来について|相手を敬う気持ちを込めて』と題して、その由来とそこから感じたことを書きます。
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『君』と『僕』の由来について
相手のことを『君』と呼び、自分のことを『僕』というのは、吉田松陰がはじめました。
『君』とは本来、主君、君主こと。日本では古くから天皇、皇子、皇女に対する尊称として大君と呼びました。
ですから君というのは相手を敬う気持ちから来ているのです。
一方、『僕』とは下僕(しもべ)のことです。
相手を主人として自分を下僕としているのです。
これは吉田松陰が主宰した松下村塾が様々な階級の人たちが集い学ぶ場だったことから松陰が考案したと言われています。
対等に議論をする場でも下級のものは上級のものを『様』、上級ものは下級のものを『殿』と身分の違いによって敬称が分かれていました。
それでは対等に議論が出来ないので敬称を統一しようと考えたのです。
自分以外のものには『君』という新たな敬称を作ったのです。
そして松陰が皆に呼びかけるときは『諸君』と言ったのです。
『僕』は松陰が好んで使ったのでそれが流行ったと言われています。
自分をへりくだっていう言葉として使いだし、松下村塾内で流行ったそうです。
現代ではだいぶ意味が変わってしまい今のような使い方になりました。
相手を敬う気持ちを込めて
そもそもの言葉の意味は大事です。ですが、どんな気持ちを込めて使うかはもっと大事ですね。
成り立ちから随分経って、意味が変化している場合など、特にそうです。
『君』と呼ぶから敬っているというものではありません。
現代では、上のものが下のものを呼ぶときに『君』をつけて○○君などといいます。
相手に君をつけることで自分の方が偉いんだ、目上だという心を表している場合もあります。
ですから意味は大事ですが、お互いに同じ意味で言葉を使っているとは限りませんので、言葉から気持ちが伝わらない場合だってあります。
自分が相手への尊敬を表す言葉を使用し、それが相手にとってそうでなかったとしても、その気持を込めて言葉を使うことが大事になってきます。
言葉のチョイスは相手への気持ちの表れですが、選んだ言葉よりも選んでいるという”行為”に尊敬の念があるからです。
尊敬の念は言葉だけではなく、態度や振る舞いにも表れます。
言葉は、意味や解釈が人によって違いますが、態度や振る舞いは感じるもの滲み出るものです。
松陰が自分以外のものを『君』と呼ぶことでお互いを尊敬し合う風土を作ったこと。自分を『僕』と呼び相手に対してへりくだったこと。
そういう気持ちが大事なのです。
たとえ現代になって意味や使い方が変わっても、相手に対し『気持ちをこめること』。その大切さはいつの時代も変わらないのです。
追伸
吉田松陰の枠に囚われない発想に驚かされます。
こうして一般的に使われるようになった現代人には実感がありませんが、『君』という敬称は、もともと天皇への尊称だったのです。
それを一般人への敬称として使うとは考えてみれば恐れ多いことです。
農民出身の者が『君』と呼ばれるわけですから。
『君』と『僕』の由来について|相手を敬う気持ちを込めてのまとめ
今日は『『君』と『僕』の由来について|相手を敬う気持ちを込めて』と題して、その由来とそこから感じたことを書きました。
『君』と『僕』の由来について
相手のことを『君』と呼び、自分のことを『僕』というのは、吉田松陰がはじめました。
『君』とは本来、主君、君主こと。日本では古くから天皇、皇子、皇女に対する尊称として大君と呼びました。
ですから君というのは相手を敬う気持ちから来ているのです。
相手を敬う気持ちを込めて
言葉のチョイスは相手への気持ちの表れですが、選んだ言葉よりも選んでいるという”行為”に尊敬の念があるからです。尊敬の念は言葉だけではなく、態度や振る舞いにも表れます。
言葉は、意味や解釈が人によって違いますが、態度や振る舞いは感じるもの滲み出るものです。
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