マイペースな同僚に驚き|自分の正しさと場の空気

正しいかどうかはその場の空気次第です。
自分の考えを押し通すだけでなく、周りの意見も尊重しましょう。
自分の考えと場の空気を見比べ、他人の意見も聞き入れることで、より良いコミュニケーションが生まれます。
今日は「マイペースな同僚に驚き|自分の正しさと場の空気」と題して、自分の正しさと場の空気について考えます。
世界一、幸せなみなさんへ
今日も読んでいただき
感謝しています。
そして、
幸せでいてくれて
ありがとうございます。
くろちゃんも、
いつも幸せを感じています。
くろちゃんは、
世界一幸運です。
毎日、
奇跡を感じている
くろちゃんです。
●マイペースな同僚に驚き|自分の正しさと場の空気
○マイペースな同僚に驚き
キッチンのアルバイトをしています。マイペースな同僚にびっくり。私がおかしいのでしょうか?
今日閉店後に片付けや締め作業に取り掛かろうとした際、私ともう1人が呼び止められ、「この辺の余り物試食して良いよ」と言われました。
食べたことの無いメニュー数品だったので、ありがたくいただこうしたのですが、私は先輩方が締め作業をしている中のんびり試食をするのは気が引けて、全種類を数口ずついただいたら廃棄して締め作業に加わろうと思っていました。(無理に全部食べようとしなくて良いから、余ったら廃棄にして捨ててねと言われています)
ところが、同僚は「これ全部食べて良いんですか?」と目を輝かせてめちゃくちゃマイペースに、美味しそうに、ゆっくり食べ始めたんです。
確かに試食して良いよとは言われましたが、締め作業ってみんなの帰る時間がかかってるじゃないですか。そんな中みんなが動いているのを横目にムシャムシャと食べる気には私はなれず…。
同僚は「めっちゃ美味しいです~~」と言いながら食べていましたが私はハラハラ…。若干のドン引き…。
ほんとに全部食べていました。
(もちろん私も「美味しかったです!いつもありがとうございます~!」とお声かけしました)
これって私の感覚がおかしいのでしょうか…。
yahoo知恵袋(https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14301844494)
※質問は原文ママです。
みなさん、ごきげんよう。今日もよろしくお願いします。
正しいか、間違っているかを決めることはできません。
決められるとしたら、それはその会社の風土です。
同僚さんのようにマイペースの人が多い会社だと、そういう風土になり、それが正になるし、質問者さまのように周りに気遣う人が多い会社だと、それが風土になり、それが正になります。
もし、今おられる会社が質問者さまのような気遣いのできる人が多い風土だと、同僚さんは空気の読めない人と周りから思われるでしょう。
逆に、同僚さんのような人が多い会社だと、質問者さまが、もっとゆっくり食べていいよと言われるでしょう。
正解があるとしたら、その場の空気です。
人は主観でしか、物事を見ることができません。自分が正しいとしか言えません。
だから、質問者さまは、自分が正しいと思っているし、周りもきっとそう思っているに違いないと信じていると思います。
それが、自分を守ってくれる時もあるし、それが自分を縛る時もあるのです。
もし、周りが質問者さまと同じ考えの人ばかりだと、質問者さまの信じていることは自分を守ってくれます。ですが、もし、逆であれば、自分を窮屈に縛っているかもしれません。
◯自分の正しさと場の空気
自分が正しいか?間違っているか?
それは、自分と今居る場所が一致しているかどうか?です。
ドラマ「ミステリと言う勿れ」で、バスジャック犯が乗客に訪ねます。
「どうして人を殺してはいけないのか?」。
主人公の久能整(くのうととのう)は、「いけないということはないんですよ」と言います。
罰則はありますが、人を殺してはいけないという法律はないと言います。
殺してはいけないということはないんだけど、秩序ある、平和で安定した社会を作るために便宜上そうなっているだけだと。
つまり、社会がそういう空気だから、そうなっているに過ぎなというのです。
ひとたび、戦争ということになれば、たくさん殺した方が褒められるという状態になります。
そして、バスジャック犯人に言います。
「あなたが、今殺されずにすんでいるのは、ここにいる皆が秩序を重んじる側の人たちだからです」と。
そういう空気の場所では、そういう人でいることが、ある意味正しいわけです。
しかし、ひとたび戦時下ということになれば、自分も変わらなければ、生きていくことさえままならないのです。
正解、不正解とは、それほど適当で、いい加減な概念なのです。
◯「自分は正しい」は、時に正しくない
ここまでの話は、だから周りに合わせましょうという提案をしているわけではありません。
自分が信じていることと、今いる場の空気の乖離がどれくらいあるのかを、つぶさに観察し、感じておくことが、自分が心地よく生きていく上で、とても重要だということです。
それを無視し、自分の正しさばかりを貫こうとすると、自分を、そして周りを追い詰めてしまいます。
「自分は正しい」は、時に正しくないのです。
また、ドラマの名言をひとつご紹介いたします。
今年、2024年の大河ドラマ「光る君へ」で、主人公まひろ(紫式部)の弟・藤原惟規(のぶのり)の乳母(めのと)、いとが、まひろとまひろの夫である藤原宣孝(のぶたか)が喧嘩をした折に、まひろに言った名言です。
「思いを頂くばかり己を貫くばかりでは誰とも寄り添えません」。
自分の正しさを貫くばかりでは、誰とも寄り添えないのです。
自分の正しさを引っ込める必要はありませんが、相手には相手の正しさがあることを承知し、相手の言い分を聞くことが寄り添うということなのです。
では、ごきげんよう。さようなら。
電子書籍を出版しています。
Unlimited会員なら0円で購入できます。
ぜひ、お読みください。m(_ _)m
●マイペースな同僚に驚き|自分の正しさと場の空気まとめ
今日は「マイペースな同僚に驚き|自分の正しさと場の空気」と題して、自分の正しさと場の空気について考えました。
○マイペースな同僚に驚き
同僚さんのようにマイペースの人が多い会社だと、そういう風土になり、それが正になるし、質問者さまのように周りに気遣う人が多い会社だと、それが風土になり、それが正になります。
○自分の正しさと場の空気
自分が正しいか?間違っているか?
それは、自分と今居る場所が一致しているかどうか?です。
○「自分は正しい」は、時に正しくない
ここまでの話は、だから周りに合わせましょうという提案をしているわけではありません。
自分が信じていることと、今いる場の空気の乖離がどれくらいあるのかを、つぶさに観察し、感じておくことが、自分が心地よく生きていく上で、とても重要だということです。
今日も読んでいただきありがとうございます。
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