なぜ日常を変えると人生が変わるのか｜お天道さまにはお見通し

2020年9月27日

習慣が変わると人生が変わるといいます。

習慣というと絞られてしまうので、ここではもっと大きく日常と言い換えています。

日常の積み重ねが人生だからです。

では、なぜ日常を変えると人生が変わるのか？

今日は『なぜ日常を変えると人生が変わるのか｜お天道さまにはお見通し』と題して、日常の大切さについて考えます。

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1. 日常が心を作る
2. お天道さまにはお見通し
3. 日常の積み重ねが人生
4. なぜ日常を変えると人生が変わるのか｜お天道さまにはお見通しのまとめ

日常が心を作る

人間には『一貫性とコミットメント』という心理作用があります。

『一貫性とコミットメント』とは一度心に決めたことや実行したことに矛盾のない行動を今後も行いやすいという人間の性質のことです。

ある高校に講演に行ったときのことです。

授業を見学させてもらったのですが、そのクラスは学校の中でもやんちゃな生徒が多いクラスでした。

授業中に私語をしている生徒、スマホを見ている生徒、漫画を読んでいる生徒もいました。

先生を少し小馬鹿にしたような振る舞いです。

そんな彼らを見て中学時代の自分のことを思い出しました。

似たような態度・・。もっとひどかったかもしれません。

そしてこう思いました。

『今だけ』『大人になったらちゃんとする』

そう思っているかもしれませんが、過去の自分を正当化するために、同じような生き方を大人になってもしてしまうんだということです。

まさに一貫性とコミットメントです。

ですから日常が大事なんです。

日頃からやっていないことを突然やろうと思っても出来ないのです。

日常を大切してください。

人生を変えたいのなら日常を変えないといけません。

こんなことをしても人生に大きな影響なんかないと思うことほど、実は大きな影響があります。

日常が心を作ります。

そして心が生き方、行動に表れるのです。

人に見えて評価をされるのは行動や発言です。

その行動や発言は日常が作るのです。

お天道さまにはお見通し

誰も見ていなくてもお天道さまは見ていると、誰から教わったわけではないけれど、日本人なら一度は聞いたことがあるフレーズです。

お天道さまは太陽のことですが、この場合のお天道さまは神様のことで、神様にはお見通しということです。

そして、神様とは誰でもない自分のことなのです。

誰も見ていなくても自分は見ています。

自分を騙すことは出来ません。

周りが許しても自分は許してくれないのです。

『まっいいか』と表面的には許しても、ずっと罪悪感は残ります。

逆に善いことをした場合も、誰も見ていなくても自分はしっかり見ています。

誰も褒めてくれませんし、評価もしてくれませんが、自分だけは知っているのです。

そして、自分がお天道さまに恥じる生き方をしていないということが自分を信じる力になります。

日常生活はほとんどの場合、誰も見てくれていません。

家族でさえ毎日のルーティンを意識して見てくれることはないでしょう。

でも、自分は見ているのです。

毎日決めたことを決めた通りにしているか。

交通規則や学校や会社のルールを守っているか。

誰も見ていなくてもお天道さまにはお見通しなのです。

日常を大切にすることは、自信をもって人生を生きるためにはとても大切なことなのです。

日常の積み重ねが人生

冒頭にも書いたように日常の積み重ねが人生です。

人生を変えたいなら日常を変えるのが道理です。

日常と人生は1セットなのです。

80年とか100年の長い人生を良いものにしたいなら、毎日の日常を良いものにしないといけません。

『今日一日くらい・・・。』

それが100年続いたら、『自分の人生くらい・・』になってしまいます。

だから日常が大切なのです。

そして今がさらに大切なのです。

今を粗末にする人は人生を粗末にしているのと同じなのです。