心を綺麗にするとはどういうことか？｜心のほこりを払う

2021年6月3日

私たちは経験というほこりを心に積んでいます。

それが自分の正しさであり、価値観であり、『自分』そのものです。

このほこりは、どんなに正しくてもやはりほこりなのです。

今日は『心を綺麗にするとはどういうことか？｜心のほこりを払う』と題して、心のほこりを払うことについて考えます。

 

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心を綺麗にするとはどういうことか？｜心のほこりを払う

心のほこり

先日、『自分が変わる』ことについて書きました。

そこでは180度真反対の自分にならないと自分は変わったことにならないと無意識に思っているということを書きました。

今日は、少し違った視点から自分が変わるということを書いていきます。

人間は良くも悪くも経験という”ほこり”を積んでいます。

生まれたときは、ほこりは一切なくて、鏡でいうとピカピカだったわけですが、経験をする度にほこりを積んでいきます。

この積み上がったほこりこそが自分なわけです。

自分が変わるというのは、このほこりを払って、キレイなピカピカの新しい鏡になることでしょうか？

違います。

ほこりの上に別のほこりをのせることです。

一度積んだほこりを払うことは出来ないのです。

『人間やり直しは出来ないが出直すことは出来る』という言葉があります。

『人間やり直しができる』という言葉も素敵ですが、一度経験したことをなかったことには出来ませんから、その経験した自分をスタートにするという意味で出直すことは出来るという表現もまた素晴らしいです。

言いたいことはどちらも同じだと思います。

経験を重ねるごとにほこりを積み、それが今の自分ですから、常に自分は変わり続けているといえるわけです。

心を綺麗にするとは

恐らく私たちが、”私たち”というのは好んでこのブログを読んでいただいている人たちのことを指していますが、私たちが変わりたいと望んでいるのは、ほこりが一切なくなったピカピカで、可能性が無限で、自由自在で、なんにでもなれて、どのような人でも赦せて、優しくて、強くて・・・。

そういう言葉で言い尽くせない存在です。

人間にとっての神様とはそういうイメージかもしれませんね。

そう願わくば神になりたいと思っているのかもしれません。

しかし、それは無理なんです。

なぜなら、そのために古代から人は瞑想をしたり、座禅を組んだり、断食をしたり、様々な試みをしてきましたが、それさえもほこりとして積み上げられただけだったのです。

ほこりでほこりを払うことは出来ません。

仮にほこりがなくなって、そこに綺麗な鏡だけが残ったとしても、その鏡もまたほこりなのです。

そして、それが自分です。

もし、希望通りにほこりを綺麗に払いたいのなら、ほこりを積まないように鏡そのものを取り除かないといけません。

そのとき、『自分』はなくなります。

他人のために尽くすことでほこりを払う

生きながらに『自分』をなくすことは出来ません。

ですが、そういう体験は出来るかもしれないと思っています。

それは自分のためではなく、他人のために尽くすことです。

自分の正しさや価値観、考えを脇において他人のために尽くすことです。

ずっとは無理です。

その瞬間、たった一瞬かもしれませんが、その瞬間は、ほこりが一切なくなったピカピカで、可能性が無限で、自由自在で、なんにでもなれて、どのような人でも赦せて、優しくて、強い存在になれるのではないでしょうか。

心を綺麗にするとはどういうことか？｜心のほこりを払うのまとめ

今日は『心を綺麗にするとはどういうことか？｜心のほこりを払う』と題して、心のほこりを払うことについて考えました。

今日も読んでいただきありがとうございます。

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