今を生きることが問題を解決する最善の道

2021年10月11日

今を生きることが、なぜ問題解決の最善かというと、今には苦しみがないからです。

苦しみとは過去と未来にしかありません。

ですから、昔から今を生きることを修行としてきたのです。

しかし、お釈迦様は言われました『苦行では悟れない』と。

今日は『今を生きることが問題を解決する最善の道』と題して、問題解決の最善の道について考えます。

 

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今を生きることが問題を解決する最善の道

過去や未来のことは忘れて今を生きてください

怖いかもしれないけれど、過去や未来のことは忘れて今を生きてください。

今だけに心を傾けてみてください。

意外なほど何も問題がないことに気づくはずです。

なぜなら、問題は過去や未来にしか存在しないからです。

そんなこと言ったって過去もあったし、未来も迫って来る。

そう思うと今にいられなくなってしまうでしょう？

それが怖れですよ。

死ぬまで怖れと共に生きますか？

僕はそれはごめんだと思いました。

そう思って、ずっと今にいたいと思いましたが、それも無理なのだと思いました。

それが人間のシステムなのだと思ったのです。

つまり、『今』と『過去・未来』を行ったり来たりすることは出来ても、どちらかに居続けることは出来ないのだと思いました。

これは自分ができる範囲で試した結果そう思ったということと、覚者と言われる人の話しを聞いて、つまりはそういうことだと思ったということです。

つまり、それが最近気に入っている言葉『迷いの中に悟りがあり、悟りの中に迷いがある』ということなのです。

迷い=過去・未来であり、悟り=今ということです。

苦行では悟れない

ものすごい修行、いわゆる苦行をすると、ずっと今に居続ける集中力を養うことが出来ます。

いわゆる禅は、そういう修行ではないですか？

しかし、どんなに修行をしても『今を生きる』『今ここにいるんだ』というものすごく力強い意志がないと、その集中力も役に立ちません。

ただ、なんとなく今を生きるというのは実に難しいのです。

『苦行では悟れない』とお釈迦様が言われたのは、そういうことではないかと思います。

修行が役に立たないのではなくて、意思を実行するための集中力を養うことは出来るけれど、それがイコール『今を生きる』力ではないということです。

『迷いの中に悟りがある』というのであれば、自分の意思を修行で鍛えた集中力によってコントロールすることが出来ます。

集中力が高ければ高いほど『今』と『過去・未来』を行ったり来たりすることは簡単になります。

そういう力を養うという目的ならば修行は意味を持ちます。

しかし、お釈迦様が言われるように『苦行では悟れない』のです。

今を生きることが問題を解決する最善の道

今には苦しみがありません。

なぜかというと、苦しみは過去の後悔と未来への不安だからです。

昨日、抜苦与楽（ばっくよらく）の話を書きましたが、苦を抜くために必要なことは今を生きることなのです。

仏様の慈悲である抜苦与楽は、悩み苦しんでいる我々衆生（しゅじょう）に、法を説くことで今を生きる道に気づかせることなのです。

今を生きることを忘れて、過去の後悔と未来の不安で生きていると、起こる出来事すべてが問題に映ってしまいます。

人生が問題だらけに映ります。

仏様の慈悲は、過去の後悔と未来への不安でいっぱいの私たちに今を生きることを思い出させること、ただひとつです。

今を生きた瞬間にすべての問題が問題でなくなるのです。

今を生きることが問題を解決する最善の道のまとめ

今日は『今を生きることが問題を解決する最善の道』と題して、問題解決の最善の道について考えました。

今日も読んでいただきありがとうございます。

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