他人を責める矢印が自分に向いた瞬間
自分は優しい人だと思っていたのに、実は自分が一番酷いことを思っていた。
他人に対して向いていた矢印が一瞬で自分に向いた気づきについて、事実をもとにフィクションでお届けします。
今日は『他人を責める矢印が自分に向いた瞬間』と題して、他人を責める矢印について考えます。
世界一、幸せなみなさんへ
今日も読んでいただき
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そして、
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くろちゃんも、
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くろちゃんは、
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毎日、
奇跡を感じている
くろちゃんです。
他人を責める矢印が自分に向いた瞬間
女性ばかりの社員が働く小さな事務所。
Aさんは、最近入社した40代半ばの女性です。
Aさんは少し髪の毛が薄い人です。
女性にとって髪の毛はとても大切ですから、みんな心の中では感じていながらもあえて口に出すことはありません。
BさんとCさんが、お昼の休憩時間に髪の毛の話しをしていました。
白髪が目立ってきたから染めないといけない。そんな内容の会話をしていました。
そこにはAさんと入社3年目のDさんもいました。
Dさんは、お弁当を食べながらBさんとCさんの話しがなんとなく耳に入ってきました。
B『そろそろ白髪を染めないと・・。』
C『でもあんまり染めると髪の毛薄くなるよね(笑)』
それが聞こえてきたDさんは思いました。
このふたりちょっと酷い。Aさんの前で髪の毛の話しをするなんて!しかも薄毛の話。
Aさんの気持ちを考えてあげればいいのに。
DさんはAさんにそれとなく話しかけて、BさんとCさんの会話に注意が向かないように気を使いました。
その瞬間にDさんは気づいたのです。
Aさんの髪の毛が薄い、かわいそうだと思っているのは、もしかして私・だ・け・・・。
BさんもCさんもそんなことは思っていないから平気でAさんの前で髪の毛の話しをしているとしたら・・。
ひょっとして一番酷いのは私じゃん!!
今までBさんとCさんに向いていた矢印が一瞬で自分に全部向いたのです。
一人芝居に一喜一憂
自分の目に映っているのは、自分の心を表しています。
前章のお話の中ではBさんとCさんの心の中はわかりません。
もしかするとDさんの知らないところで、ふたりはAさんのことが大嫌いでわざと髪の毛の話しをしていたのかもしれません。
しかし、それはそれです。もしそれが事実だったとしてもDさんが感じることに影響はありません。知らないのですから。
Dさんが感じたこと。それが他人の言動行動からだったとしてもそれはDさんが思っていることなのです。
Aさんが薄毛だと思ったのはDさん。
薄毛の話しをされるとAさんは傷つくだろうと思ったのもDさんです。
すべてDさんの中だけで起こっているのです。
『世の中は余の中』です。
もし目の前で悲惨なことが行われていたとしたら、目の前で行われていることが悲惨なことだと解釈している自分がいます。
しかし、それは誰の目にも悲惨に映るわけではありません。
誰がどう見たって同じことなどひとつもないのです。
このお話をしてくれたDさんは、他人を責めていた矢印がすべて一瞬で自分に向いたことに驚いた、と同時にあまりの大きな気づきに喜んだように僕には見えました。
すべてのことが、実は”自分が”思っていることなのだと気づいたからです。
これは大きな気づきです。
それに一喜一憂しているのが我々人間で、それは実は一人芝居のようなものだと気づいたのですから。
追伸
Dさんは、このことに気づくまで、自分は優しい人で、BさんとCさんは思いやりがない人だと思っていたと、心のうちを話してくれました。
自分は気にしているだろうAさんの気持ちに配慮する優しい人。
しかし、他人をかわいそうな人だと思っている一番酷い人だったかもしれないと思ったのです。
考えてみたら、こういうことの集まりが世界を作っているのです。
『自分の世界』とは、自分が思ったことで出来ている世界です。
そして人の数だけ世界が存在します。
だとしたら・・・。
他人を責める矢印が自分に向く|人を責める人の心の対処のまとめ
今日は『他人を責める矢印が自分に向いた瞬間』と題して、他人を責める矢印について考えました。
一人芝居に一喜一憂
すべてのことが、実は”自分が”思っていること。
それに一喜一憂しているのが我々人間で、それは実は一人芝居のようなものなのです。
今日も読んでいただきありがとうございます。
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