人間関係の悩み｜目的が違うのではなくて手段が違う

2021年3月5日

悩みのほとんどは人間関係だといいます。

どうして人間関係の悩みがあるかというと、心が目に見えないからだと考えています。

もし、相手の心が明らかに見え、またこちらの心も明らかに見えたなら人間関係の悩みはないのだと思います。

今日は『人間関係の悩み｜目的が違うのではなくて手段が違う』と題して、人間関係の悩みについて考えます。

 

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人間関係の悩み｜ 目的が違うのではなくて手段が違う

目的が違うのではなくて手段が違う

こいつとは考え方が違う、生き方が違う。絶対にわかりあえない。

人間関係で悩むというのは、具体的な理由は種々あると思いますが、最大公約数的にいえば、そういうことになってくると思います。

しかし、考え方が違うとか生き方が違うと、なぜ言い切れるのでしょうか？

考え方も生き方も目に見えるものではありません。

ほんの一部の行動や発言を見たり聞いたりしただけで、なぜ考え方、生き方が違うと言い切れるのでしょうか？

相手の心の中が自分にはすべて見えていないのと同様に、自分の心の中も相手には見えていません。

お互いに自分の都合の悪いところだけを見てしまっているのかもしれません。

いえ、ストレートに言ってしまうと、わかり合えないという時点でお互いに都合の悪いところだけを見ているに違いないのです。

もし、お互いの心の中を明らかにすることが出来たら必ずわかり合えると考えています。

なぜなら目的が違うのではなくて手段が違うだけだからです。

徹底的に聞くことが大事

わかり合えないうちは、相手のことがわかっていません。

わかっていないのは話しを聞いていないからです。

聞いていないし相手も話していません。

だから見えていない部分があるのです。

目に見えない心をすべて明らかにすることは無理かもしれませんが、自分が『なるほど！そういうことか』と納得出来るまで明らかにすることは出来ます。

相手のことを責めたり、自分が正しいと思っているうちは、まだ相手の心の中が明らかになっていません。

明らかになるまで徹底的に聞くことが大事です。

正しいとか間違っているという世界を超えて、なるほど！そう考えているのか！と思えるまで聞いてみることです。

わからないときに一番いい質問は、『それって、つまりどういうこと？』です。

それでもわからなければ『もう少し詳しく教えて』です。

注意しないといけないのは自分の正しさを押し付けないことです。

大事なことは、徹底して相手のことを理解しようとする姿勢です。

とっくにこじれてしまっている場合

人間関係が、とっくにこじれてしまって話しを聞くという段階に至らない場合。

それでも基本は同じです。

会話はしなくても同じ気持ちで相手を観察することです。

自分の正しさというフィルターで相手を見るのではなくて、相手の行動発言に対して、『それってつまりどういうこと？』と心の中でつぶやきながら相手を観察するのです。

そうすると、正しさというフィルターを通して見ていたときとは違うものが見えてきます。

相手の行動や発言を通して考え方や生き方が、今までよりも深く感じることが出来るようになります。

それだけでも人間関係は少し改善します。

人間関係とは自分と他人との関係のようですが、結局は自分の中だけで起こっていることですから、現実的に仲良くならなくても自分の中で相手の印象が良くなりさえすれば悩みはなくなります。

大事なことは過去の自分のフィルターに固執しないことです。