『無意識を意識化』することによって人間は進化する

2020年11月11日

『無意識を意識化する』とはどんな状態でしょうか。

”なんとなく”をなくすことです。

意識的に行動すること。意識的に思考をすることです。

そうすることで人間は進化します。

今日は『『無意識を意識化』することによって人間は進化する』と題して、どう進化するかについて考えます。

 

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『無意識を意識化』することによって人間は進化する

冒頭にも書きましたように『無意識を意識化する』とは”なんとなく”をなくすこと。

すべての行動、思考を自覚をもってすることです。

そうすると行動、思考がエネルギッシュになり、輝きを持ちます。

論より証拠。やってみればすぐに体感できます。

慣れてしまっている。無意識でも出来るいつもの仕事を意識的にやってみてください。

スピードも判断力も先を読む力も格段にあがるはずです。

すぐに試せる方法が瞑想です。

瞑想は目を瞑り、自分の呼吸を意識します。

普段は無意識にしている呼吸を意識してやるのです。

その時、ものすごく集中力が高まっていることを実感するはずです。

無意識でも出来るくらいに熟練することもすごいことですが、無意識でも出来ることを意識的にやることで、パフォーマンスは格段にあがり、さらに無意識で出来ることもパワーアップします。

よく意識領域は3％で、無意識領域が97％といわれます。

この無意識領域に人間本来の能力が秘められていると考えられます。

最初は意識して技術を習得します。それが無意識に出来るくらいまで昇華し、さらにその技術を意識しながら行うことで、よりその技術が深まります。 そうすると無意識領域がさらにパワーアップするのです。

脳は上手に手抜きをする

人間はそもそもすべての無意識を意識化することは出来ません。

なぜかというとそんなことをしてしまうと極端な言い方をすると餓死してしまうかもしれないからです

本来脳は手抜きです。 出来るだけ省エネで活動しようとします。

それが無意識というものを作っていると考えられます。

考えなくても出来ることは考えないということです。

エネルギーを使うからです。

これを証明する話を自閉症の著述家、ドナウィリアムズさんが自伝の中で書いています。

彼女は視覚情報、聴覚情報、触覚情報を脳が手抜きするということが出来なかったそうです。

そうするとお昼ごろにはもうクタクタになってしまい、1日の終わりにはもう死にそうなくらい疲れているのです。

日によっては処理しないといけない情報量があまりにも膨大すぎて脳が突然シャットダウンしてしまい、何も見えない、何も聞こえない、何も考えられないという状態になってしまうのだそうです。

人間がある程度健全に生きるためには脳が上手に手抜きしてくれる方がいいということです。

脳に手抜きをさせず、ありのままに反応する

すべてを意識化するというのは、いつもいっている『ありのままに生きる』ことでもあります。

脳に手抜きをさせず、すべてをありのままに見て、すべてに反応することです。

しかし前章にも書いたように、そんなことをすると人間はエネルギー不足で死んでしまうかもしれないのです。

でも大丈夫です。

人間は無意識に手抜きをするからです。

ドナウィリアムズさんのような特殊な人を除けば、手抜きをしたくなくても手抜きをしてしまうのです。

ですから、すべてのことを意識的にやるぞと思っているくらいで丁度よいということです。

ドナウィリアムズさんと同じような生まれながらに手抜きが出来ない人は、恐らく手抜きをしたいと思っても出来ませんから。

人間は能力の数％しか使っていないようなのです。

つまり、なんとなく生きてしまっています。 ”なんとなく”を意識して減らすことで人間は進化するのです。