人間関係がうまくいかない時に|間柄的存在|和辻哲郎
人間関係の難しさを感じたことがない人はいないと思います。
どんなに人間力が優れていて人と争わないからといっても、それは人間関係がうまくいっているからとは限りません。
人間関係はうまくいかすものではなくて、人間関係を理解してうまくいかないことを受け入れるものだと思います。
今日は『人間関係がうまくいかない時に|間柄的存在|和辻哲郎』と題して、哲学者和辻哲郎の間柄的存在を理解し、人間関係について考えます。
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和辻哲郎 略歴
日本的な思想と西洋哲学の融合、あるいは止揚とでもいうべき境地を目指した稀有な哲学者と評価される。主著の『倫理学』は、近代日本における独創性を備えた最も体系的な哲学書の一つであると言われている。
西田幾多郎などと同じく日本独自の哲学体系を目指した京都学派の一人として扱われることがある一方で、東京帝国大学文学部倫理学教室教授でもあり、相良亨、金子武蔵、湯浅泰雄らを始め後進を多く育てた。現在でも高校倫理の教科書(熊野純彦・菅野覚明他編『新倫理』など)では、『風土』の「モンスーン型」や『日本倫理思想史』の「祀る神・祀られる神」といった、和辻倫理学に基づいた記述がなされている。
引用:Wikipedia
【高校生のための倫理】和辻哲郎(日本思想)
人間関係がうまくいかない時に|間柄的存在
和辻哲郎が提唱した『間柄的存在』とは
人間は決して孤立した存在ではなく個人であると同時に社会で人と人との間柄の中を生きる
人間は個という独立した存在ではなく、関係性によってなりたっているということです。
上記の画像をたとえにすると、くろちゃんというのは個を説明するときに、
- 大阪で父(◯◯)と母(和子)から産まれて福岡で育ちました。
- 弟がひとりいましたが事故で亡くしました。
- 学生時代は野球をしていました。
- 職場恋愛で結婚し離婚しました。
- 現在は岡山に住んでいます。
というふうに『くろちゃん』という個を説明するために周りにあるものを説明しています。
つまり人間とは点のような存在ではなく、関係性の結び目のような存在と考えることができるわけです。
これを和辻哲郎は『間柄的存在』と言ったと考えられます。
人間関係がうまくいかない時に|『間柄的存在』という概念を理解する
まず自分という個は『間柄的存在』という概念を理解します。
そうすると、自分と他人という個対個という見方から自分は相手との関係性で成り立っているというもうひとつの見方が現れます。
自分=(自分と他人の関係性)
たとえば・・。
- 親がいるから子がいる
- 先生がいるから生徒がいる
- 聞く人がいるから話す人がいる
- 劣等生がいるから優等生がいる
- いじめる人がいるからいじめられる人がいる
自分だけで『自分はこんな人』は成り立たないということです。
自分は性格が良いと思っている人は性格が悪いと自分が評価をしている人がいて成り立つ話しだということです。
人間関係がうまくいかない時に|人間関係の真実
本当に性格が良いか悪いかは実はわからないというか、関係ないのです。
そう自分が評価しているということが人間関係の真実です。
人間関係を変えるためには、相手を変えたり、相手が変わることを望んでも仕方ありません。
自分の相手に対する評価が変わらない以上、相手がいくら変わっても人間関係は変わらないのです。
もし、相手が変わっているとします。
自分以外の周りもその相手が変わったことを認めて良い評価をしているとします。
自分だけが相手に対する評価が変わらずに、いつまでも前のままの評価を変えることをせず人間関係も良くないとしたら、今度は周りから自分は頑固者という評価を受けることになるでしょう。
そしてその関係性で周りのとの人間関係が出来てしまうということになります。
決してそうならないように自分を曲げて周りに良い評価しましょうというススメではありません。
そのことを踏まえてありのままに周りを評価することをススメているのです。
人間関係は自分を曲げてうまくいかすものではないと思います。
相手によっては、人間関係が悪いことが自分にとって良いことの場合もあります。
ですからありのままに評価し、受け入れることです。
そうするとことが、結果として自分の人間関係を良好にすることに繋がるからです。
人間関係がうまくいかない時に|間柄的存在|和辻哲郎のまとめ
今日は『人間関係がうまくいかない時に|間柄的存在|和辻哲郎』と題して、哲学者和辻哲郎の間柄的存在を理解し、人間関係について考えました。
間柄的存在
人間は個という独立した存在ではなく、関係性によってなりたっている。
『間柄的存在』という概念を理解する
自分=(自分と他人の関係性)
人間関係の真実
人間関係は自分を曲げてうまくいかすものではないと思います。
相手によっては、人間関係が悪いことが自分にとって良いことの場合もあります。
ですからありのままに評価し、受け入れることです。
相手が悪いというのは一方的な見方です。
相手が悪いとしたら、そうさせた自分がいるということが関係性で成り立っているということです。
すべての個人は間柄的存在であるということです。
今日も読んでいただきありがとうございます。
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